窓際のトットちゃんのキャラクタ一・登場人物&実話モデル一覧 紹介

窓際のトットちゃん 登場人物・キャラクター一覧 実在モデル紹介

「窓際のトットちゃん」がアニメ映画になりましたね。

原作「窓際のトットちゃん」は実話でノンフィクションです。

トモエ学園の小林校長先生、優しく見守るママとパパ、トットちゃんの同級生、泰ちゃん(物理学者の山内泰二)などが登場します。

トットちゃんを取り巻く登場人物が実際にどんな人だったのか、詳しく知りたくなりました。

みなさんは知りたいですか〜?

この記事では、窓際のトットちゃんのキャラクタ一・登場人物と、実話の人物モデルをご紹介していきます。

どうぞ最後までお楽しみください。



窓際のトットちゃんのキャラクタ一・登場人物&実話モデル一覧 紹介

窓際のトットちゃんは実話で、キャラクター・登場人物と実話モデルは、トットちゃんは黒柳徹子、小林先生は小林宗作、トットちゃんのパパは黒柳守綱、トットちゃんのママは黒柳朝です。

また、トットちゃんの同級生である小児まひのやすあきちゃん、泰ちゃん(物理学者の山内泰二)などが登場します。

 

【キャラクタ一・登場人物&モデル】トットちゃん|黒柳徹子

【キャラクタ一・登場人物】

主人公のトットちゃんは、お転婆で好奇心が旺盛すぎる女の子。

数々のおかしな行動から、小学校を1年生で退学になってしまいます。

そして電車が教室の、ちょっと変わったトモエ学園に転校することになりました。

小林校長先生との出会いが、トットちゃんの人生に大きな信頼を与え・・・

「問題行動」を「個性」として受け入れられ、毎日が楽しくて仕方がない学校生活を送ります。

 

【実話モデル】

「窓際のトットちゃん」は黒柳徹子さんの幼少期を綴った自伝であり、トットちゃんとは、黒柳徹子さんです

黒柳徹子(くろやなぎてつこ)経歴・プロフィール
女優、タレント、テレビ司会者、随筆家
1933年8月3日 生まれ
東京府東京市赤坂区乃木坂 出身
1952年 東洋音楽学校(現東京音楽大学)声楽科 卒業
– 活躍 –
◯著書『窓ぎわのトットちゃん』は世界35ヶ国語に翻訳 大ベストセラー
◯印税で「トット基金」を設立し、社会福祉活動に寄付
◯ユニセフ親善大使
出典:黒柳徹子オフィシャルwebサイト トットちゃん / Wikipedia

 

●トットちゃんの黒柳徹子さんは、本を読んであげたくて女優に

黒柳徹子さんは「本を読んであげられる母親になりたい」と思い、NHKに入社。

テレビ放送が始まった記念すべき初日に、初のテレビ女優としてデビューしました。

ということは、日本で一番長くテレビに出演し続けている人ってことですね!

自身を何かに飽きない性格だとおっしゃっていて、「徹子の部屋」は47年間も続いています。

トーク番組の司会を長く続けていることでギネス記録を保持されています!

「玉ねぎヘア」スタイルもずっと同じ(笑)

タレントとしては数々の番組に出演、様々な賞を受賞、マルチに活躍されています。

 

●黒柳徹子さんの社会福祉活動

黒柳徹子さんの素敵だなと思うところは、社会貢献や社会福祉活動にも力を入れられているところです。

ユニセフ親善大使として活躍し、毎年、途上国を訪問。

『トット基金』を設立し、税金の全額寄付による、ろう者の社会参加への支援も行っています。

 

●黒柳徹子さんはユニークな活動も

他にも、子どもの時に叔父からパンダのぬいぐるみをもらったことからパンダの研究を続け、テレビでパンダを紹介。パンダの保護活動を行っていたり…

福山雅治さんに勧められインスタグラムを始め、フォロワーは115万人!など

 

黒柳徹子さんの興味と好奇心と行動力は素晴らしいです!

90歳になっても少女の「トットちゃん」を心の中に持ち続けていると思います。

 

トットちゃん声優は、大野りりあなちゃん!



【キャラクタ一・登場人物&モデル】小林先生|小林宗作

【キャラクタ一・登場人物】

小林先生は、子どもの自由を尊重するトモエ学園の校長先生。

電車の教室や、時間割のない学校など、理想の教育を行い、どんな子どもたちも受け入れます。

トットちゃんが転校してきた時には、4時間もトットちゃんのたわいのない話を聞き、「君は、ほんとうは、いい子なんだよ」とトットちゃんに伝え続けます。

小林先生の接し方や言葉、教育から、生徒への愛が感じられます。

 

【実話モデル】

校長先生は、日本のリトミックの第一人者として知られる小林宗作さんです

小林宗作(こばやしそうさく)経歴・プロフィール
音楽家・リトミック研究者・幼児教育研究家
本名 金子宗作
1893年6月15日 生まれ、1963年 死去。
群馬県吾妻郡岩島村(現東吾妻町) 出身
東京音楽学校乙種師範科(現東京芸術大学音楽学部) 卒業
– 活躍 –
◯日本におけるリトミックの第一人者
出典:Wikipedia

 

●トットちゃんの校長先生はトモエ学園創始者でリトミックの第一人者

校長先生の小林宗作さんは、リトミックを幼児教育に取り入れた先駆者的な人物でした。

リトミックは、音楽を通して子どもの感性や表現力を育てる教育法で、多くの幼稚園や保育園でも取り入れられている音楽教育です。
出典:GAKKEN

子どもたちに、より自由な音楽教育を受けさせたいと考え、リトミックを学ぶために二度、ヨーロッパへ留学します。

そして、廃校になった自由が丘学園の小学校を買い取り、トモエ学園を創立しました。

残念なことに、戦時中にトモエ学園を失ってしまいました。

戦後に幼稚園を再建しましたが、小林宗作さんが亡くなり、トモエ学園も閉園してしまいました。

トットちゃんに自信を持てるように優しい言葉をかけ続けた小林校長先生が素敵です。

私もこんな先生に会いたかったと思います。

トモエ学園のような学校が今後も増えたらいいですね。



【キャラクタ一・登場人物&モデル】トットちゃんのパパ|黒柳守綱

【キャラクタ一・登場人物】

一家を支える大黒柱で、優しく安心感のあるトットちゃんのパパ。

日本最高峰と名の知れたヴァイオリン奏者として活躍しています。

トットちゃんが、舌ったらずで「徹子」を「トット」と呼んでいたことから、パパは「トット助」と呼び、愛情を注ぎます。

 

【実話モデル】

トットちゃんのパパは、黒柳守綱さんです

黒柳守綱(くろやなぎもりつな)経歴・プロフィール
音楽家、ヴァイオリン奏者
旧姓 ⽥⼝:母方の黒柳家の養子
1908年6月20日 生まれ、1980年4⽉30⽇ 死去
東京府(現在の東京都)出身
東京⾳楽学校 卒業
– 活躍 –
◯新交響楽団(NHK交響楽団の前身)のコンサートマスターを務める。
出典:Wikipedia

 

●トットちゃんのパパ 黒柳守綱さんは日本で有名なバイオリン奏者に

トットちゃんのパパ 黒柳守綱さんは、父親を亡くし、12歳から働き始めたと言うので、若い頃は苦労があったのかも知れませんね。

ですが、幸運なことに職場がらみで音楽隊に入団。

10代でヴァイオリンを学び始めました

そして、後に、新交響楽団(NHK交響楽団の前身)や東京交響楽団のコンサートマスターを歴任されました。

コンサートマスターとは、楽団を代表するリーダーであり、演奏の腕以外にも様々な資質を求められるポジションです。

ヴァイオリン奏者として有名な黒柳守綱さんが、知識やカリスマ性、人望なども兼ね備えた素敵な人物だったことがわかります。

「コンサートマスター」というのは,楽団を代表するリーダーのことです。コンサートマスターは,次に示すように,いろいろな役割を担っています。
チューニング、指揮者と楽団の橋渡し、演奏面での責任者、本番での「聴衆に対する挨拶」の先導役、第2の指揮者、ソリスト、ムード・メーカー。
演奏の面でのリーダーであることはもちろんですが,それ以外にもいろいろな役割があるので,ただ楽器をうまく弾ける,というだけではコンサートマスターは務まりません。 高い音楽性や様々な知識,カリスマ性,人望なども必要となってきます。
出典:音楽よもやま話しその1オーケストラ編 音楽の部屋(教育出版)

トットちゃんのパパの若い頃の写真を拝見するとイケメンで、人柄の良さがにじみ出ていると感じられます。

 

●トットちゃんのパパとママの出会い

トットちゃんのママ(門山朝)とは、ベートーヴェンの『第九交響曲』の公演で一緒になり出会います。

当時、東洋音楽学校の学生だった門山朝さんを流れで住居に連れ込み、電撃結婚されたと話しています。

とても愛妻家で素敵なパパですね。



【キャラクタ一・登場人物&モデル】トットちゃんのママ|黒柳朝

【キャラクタ一・登場人物】

パパを愛し、トットちゃんの成長を誰よりも優しく見守るトットちゃんのママ。

お転婆なトットちゃんを心配しながらも、決して否定せず、前向きに接します。

トットちゃんが学校を退学になった時は「退学になった」と告げず、「新しい学校に行く」とだけ伝えます。

トットちゃんにかけるママの言葉や態度が思いやりに満ちています。

 

【実話モデル】

トットちゃんのママは、黒柳朝さんです

黒柳朝(くろやなぎちょう)経歴・プロフィール
旧姓 門山朝
エッセイスト
1910年9月6日生まれ、2006年8月16日 死去
北海道空知郡滝川町 出身
医者であり地元名士の家に生まれる
東洋音楽学校(現・東京音楽大学)声楽科 入学
– 活躍 –
◯自伝『チョッちゃんが行くわよ』ベストセラー
出典;Wikipedia

 

●トットちゃんママ黒柳朝さんは、子育てエッセイがベストセラーに

黒柳朝さんは、裕福ないい家柄に生まれています。

婿養子をとって家を継ぐことを期待されていましたが、黒柳守綱さんと結婚し、父親から勘当されてしまいます。

夫が戦争へ出征した時には、女手一つで子どもを育てるため、野菜や果物の行商などもされていました。

とてもたくましく、頼りになるママですね!

また、窓ぎわのトットちゃんのママとして注目され、子育てを綴ったエッセイを書き始めます。

ユニークな子育て体験話が読者の心に響き、自伝『チョッちゃんが行くわよ』は、ベストセラーになっています。

また、自伝は、ドラマ化(「NHK連続テレビ小説「チョッちゃん」)やアニメ映画化(「チョッちゃん物語」)もされています。

トットちゃんのママも子育て本を書いていたことを私は最近知りました。窓際のトットちゃんの中でも、ママはとても素敵にトットちゃんに接しているので、黒柳朝さんの本も読んでみたいです。



【キャラクタ一・登場人物&モデル】大石先生|担任の先生

【キャラクタ一・登場人物】

大石先生は、トットちゃんのトモエ学園での担任の先生。

お転婆なトットちゃんや個性豊かな生徒たちと共に、自身も成長していきます。

トモエ学園には時間割がなく、その日の課題を終えた生徒たちは自由に時間を過ごします。

校外に散歩に出た生徒たちに、質問を投げかけ、生きた教育を実践します。

 

【実話モデル】

トットちゃんの担任の先生は、実在の人物で女の担任の先生として登場しますが、その後の情報は見つかりませんでした。

追加情報があればお知らせしますね。

 

【キャラクタ一・登場人物&モデル】やすあきちゃん|山本やすあき

【キャラクタ一・登場人物】

やすあきちゃんは、トットちゃんの同級生で小児まひの男の子。

足を引きずって歩くやすあきちゃんに、トットちゃんが「どうして?」と声をかけます。

小児麻痺をはじめて知ったトットちゃんは、手もくっついていることや治らないことも聞き最初びっくりしますが、自己紹介をしてすぐに仲良しになります。

夏休みのある日、トットちゃんはやすあきちゃんと大冒険をします。

 

【実話モデル】

やすあきちゃんは、「テレビジョン」の存在や「本を読む」ことをトットちゃんに教えてくれた仲良しの同級生です。

やすあきちゃんは、トットちゃんのトモエ学園在学中に8歳という若さで亡くなってしまいます。

黒柳徹子さんにとって、やすあきちゃんとの出会いは、「人生の中でとてつもなく大きなこと」だったと語っています。

黒柳徹子さんにとって、やすあきちゃんはどんなふうに特別な存在なのでしょうか?!

詳しくは、窓際のトットちゃん 泰明ちゃんは特別な存在だった?!原作とその後を解説にまとめています。

トットちゃんとやすあきちゃんとの、印象的な出会い、心温まる友情、お別れの原作のお話を交えての解説や、やすあきちゃんの亡くなった原因も調査しました。

その後のエピソードとして、やすあきちゃんと親戚だというタレントも登場します。

↓続きはこちら↓



【キャラクタ一・登場人物&モデル】泰ちゃん|物理学者の山内泰二

【キャラクタ一・登場人物】

泰ちゃんは、トットちゃんの同級生の男の子。

頭が良くて、物理が出来て、トットちゃんが毎日鉛筆を削りお世話をしてあげるほど、大好きな初恋の相手でした。

「トットちゃん、キツネは、フォックスだよ」と教え、トットちゃんを一日感動にひたらせます。

お相撲の授業ではトットちゃんと泰ちゃんが対戦するのですが、どうなるのでしょうか?

トットちゃんの初恋の行方も見逃せません。

 

【実話モデル】

泰ちゃんは、トットちゃんの初恋の相手で、世界的な物理学者の山内泰二さんです

山内泰二(やまのうち たいじ )経歴・プロフィール
物理学者
1933年 生まれ
東京教育大学理学部物理科 卒業
東京教育大学大学院修士課程 修了
– 活躍 –
◯物理学の分野で仁科記念賞を受賞
出典;Wikipedia

 

●山内泰二さんは渡米して物理学者として賞も受賞

山内泰二さんは、ノーベル物理学賞受賞者の朝永振一郎さんに学び、東京教育大学大学院修士課程を修了しています。

その後、フルブライト交換学生としてアメリカのロチェスター大学で博士号を取得。

現在のフルブライト奨学金制度は、アメリカでの専門分野での研究に特化した奨学金です。

フルブライト・プログラムは、奨学生に対してそれぞれの専門分野の研究を進めるための財政的援助を行うとともに、何らかの形で日米の相互理解に貢献できるリーダーを養成することを目的としています。
出典:日米教育委員会(フルブライト・ジャパン)

 

山内泰二さんは、米国の高エネルギー物理学研究所である「フェルミ国立加速器研究所 」 の副所長・物理部長を務められました。

1983年には、研究成果から仁科記念賞を受賞されています。

仁科記念賞は、故仁科芳雄博士の功績を記念して、わが国で原子物理学とその応用に関して優れた研究業績をあげた研究者を表彰するために、1955年に創設されました。
出典:公益財団法人 仁科記念財団

 

山内泰二さんの研究分野は、高エネルギー実験物理ということですが、

調べてみても私にはさっぱりなんのことかわかりませんでした・・・

わからないくらい、とにかく最先端のすごい研究をされていたに違いありません!



窓際のトットちゃんのキャラクタ一・登場人物&実話モデル一覧 紹介【おさらい】

ここまで、窓際のトットちゃんのキャラクタ一・登場人物と実話モデルをご紹介しました。

登場人物と実在人物のおさらいです。

トットちゃん:女優 タレントの黒柳徹子
小林校長先生:リトミックの第一人者の小林宗作
トットちゃんのパパ:ヴァイオリン奏者の黒柳守綱
トットちゃんのママ:随筆家の黒柳朝
大石先生:トットちゃんの担任で女の先生
やすあきちゃん:トットちゃんの同級生で小児まひの男の子
泰ちゃん:世界的な物理学者の山内泰二

いかがでしたでしょうか。

世界で愛される「窓ぎわのトットちゃん」の初アニメーション映画も公開されました!

ぜひ、原作や映画で、黒柳徹子さんの幼少期をのぞいてみてください。

 

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