映画『君の名は。』の舞台のような神秘的な場所、大浪池（おおなみのいけ）に行ってきました。
大浪池は、鹿児島県から宮崎県にまたがる霧島連山に位置する有名な火口湖です。
今回はそんな大浪池についてご紹介していきます。
この記事ではこんなことがわかります。
・大浪池は『君の名は。」の世界のような神秘的な場所
・大浪池の登山レポート
・大浪池の伝説
・大浪池・韓国岳への行き方、駐車場、登山ルート
大浪池は『君の名は。』の世界のような神秘的な場所（鹿児島）
先日、映画『君の名は。』の世界のような神秘的な場所、大浪池に行ってきました。
大浪池は、鹿児島県から宮崎県にまたがる霧島連山に位置する有名な火口湖です。
大浪池は、その深いコバルトブルーの水面がまるで別世界への入り口のようで、美しい景色が広がっていました！
車を駐車場に停めてからは、歩いて大浪池まで登っていきます。
登山道は石畳の階段になっていて歩きやすいです。
とはいえ、久しぶりに山を登った私は途中でだんだん足が重くなり、ゆっくりと進みました。
苔が大好きな私は、途中で岩や木々に覆われた苔に心癒されながら進みました。
最後は石畳から石の階段へと変わります。
個人的には、自然な石の階段を歩く方が歩きやすいと感じました。
訪れた日の天気は良かったものの、山頂に近づくと足場がぬかるんで滑りやすくなっていて気をつけて進みました。
そのため、動きやすい服装と歩きやすい靴を履いていくことをおすすめします。
登りきったところに素敵な山小屋を発見！
こちらは、大浪池園地休憩所で、中で休憩を取ることができます。トイレは、携帯トイレを持っている人のみ利用可でした。
そこから少し歩くとようやく大浪池に到着！
大浪池に到着すると、その絶景に息をのむばかりです。
澄んだブルーの池が山間に広がり、神秘的な雰囲気を醸し出していました。
左回りや右回りで大浪池を周り、韓国岳に登ることもできます。
私は左回りに少し登った場所から大浪池を眺め、その素晴らしい景色に心奪われました。綺麗な眺めに疲れも一気に吹っ飛びますね。
大浪池までの登りは40〜50分、下りは30分ほどでした。
大浪池は2時間ほどで一周できるので、時間に余裕のある方は、ぜひ一周して違った角度から大浪池を楽しんでみてください。
大浪池周辺を歩くと、『君の名は。』の主人公たちが巡り会うシーンを思い浮かべます。
もし霧が立っていたら、まるで『君の名は。』の世界に入り込んだような神秘的な雰囲気が漂ったことでしょう。
大浪池の「大浪伝説」
大浪池には龍王の伝説が語り継がれていて、実際に神秘の火口湖なんですね。
古くから、大浪池にはこのような伝説が語り継がれています。
昔、子供のいない夫婦が山に向かって毎日子宝を祈願し、やがて女の子を授かって「お浪」と名付けたそうです。
お浪は美しく育ちましたが、結婚をする気はなく、ある日、山を登って池を見つけ、飛び込んでそのまま帰ることはありませんでした。
彼女は、実は龍王の化身で、子供のいない夫婦の願いを娘となってしばらくの間叶えていたということなんですね。
その後「お浪の池」から「大浪の池」と呼ばれるようになりました。
今も、大浪池に龍王が住んでいるかどうかはわかりませんが、このような伝説が残ることで、大浪池が持つ神秘的な雰囲気がさらに深まっているのでしょうね。
大浪池の龍王伝説は『君の名は。』にも通じるものがありますね。
大浪池は登山初心者でも登りやすい。行き方や駐車場など
大浪池を登ってみたところ、石畳の道が整備されていて、私のような登山初心者でも比較的登りやすい山でした。
私は運動靴で登りましたが、問題なく大浪池までたどり着きましたよ。
標高が高くなると土がぬかるんでいて滑りやすくなっているので気をつけてお進みくださいね。
大浪池への行き方
大浪池は、 鹿児島県霧島市牧園町高千穂にあります。
【大浪池 交通アクセス】
［車］
・九州自動車道「溝辺鹿児島空港IC」から約45分
［バス］
・ＪＲ日豊本線「霧島神宮」駅より、霧島いわさきホテル行きで約30分、「丸尾」乗換え、霧島連山周遊バスで約40分、「大浪池登山口」下車
出典：鹿児島県観光サイト かごしまの旅
私は鹿児島市内からレンタカーで向かいました。
大浪池までは、電車でも行くことができますが、乗り換えもあり本数も少ないので、車やレンタカーの利用が便利だと思います。
大浪池の駐車場
大浪池の登山口はえびのスカイライン（県道1号線）沿いにあり、20台ほどの駐車場があります。駐車料金は無料で、トイレもありました。
土日などはすぐに駐車場が満車になることがあるので、お時間にゆとりを持ってお出かけくださいね。
駐車場が空いていない場合は、5分ほど進むとえびの高原（韓国岳登山口）駐車場があり、大浪池登山口まではバスを利用できます。
体力に自信がある方や、登山好きな方は、えびの高原から大浪池まで歩いて登ることもできます。
大浪池への登山ルート
大浪池へは、大浪池登山口から徒歩40分で、初心者でも比較的容易に登山しやすいと思います。
私は行きはゆっくり歩いて、50分ほどかけて登りました。
また、えびの高原（韓国岳）登山口からのルートは徒歩1時間20分ほどです。
大浪池を一周すると2時間ほどで、遊歩道が整備されているのでお時間のある方は一周して大浪池を満喫してみてください。
私は夕刻が迫っていたので登らなかったのですが、大浪池を半周して、さらに韓国岳まで登ることができます。
韓国岳の山頂から大浪池を望むとまた違った絶景を楽しめるので、次回はトライしてみたいです。
大浪池の標高は1,411mで比較的容易に登山できる山として人気があります。
山頂には周囲1.9km、水深11mの火口湖をもち、「お浪伝説」が語られる神秘的な火口湖として知られています。
池は標高1,241mの高地にあります。
出典：鹿児島県観光サイト かごしまの旅
私が大浪池を登頂した時には、60代のご夫婦や20代の若者グループも来られていました。若者には途中で道をお譲りしましたが、さすがに体力があって歩くのが早いですね。
大浪池：まるで『君の名は。』の世界のような神秘的な場所【鹿児島】まとめ
大浪池は、登り切るとまるで『君の名は。』の世界のような絶景が広がっていて私はとても感動しました。
昔から伝わる「大浪伝説」のように龍が住んでいるような雰囲気が感じられる神秘的な場所です。
大浪池の登山道は整備されていて比較的登りやすく、登りは40~50分くらい、下りは30分〜40分くらいでいくことができます。
急な山道もあるので、それぞれの体力に合わせて時間に余裕を持ってお出かけしてみてくださいね。
『君の名は。』には実在する舞台と言われる場所が各地に存在しているので、巡ってみるのも楽しいですね。
映画のラストシーンで瀧と三葉が再開した階段は、東京の須賀神社がモデルとなっています。詳しくはこちらをどうぞ↓
