魔女の宅急便 ジジの最後のセリフと意味は?喋らない理由が深かった!

魔女の宅急便 ジジの最後のセリフの意味と喋らない理由は?

スタジオジブリの名作映画『魔女の宅急便』に登場する黒猫のジジが私は大好きです。

ジジは主人公キキと人間の言葉を話しますが、物語の途中で喋らなくなってしまいますよね。

ジジが話せなくなって、キキのように喪失感を覚えた人もいるのではないでしょうか?

なぜジジは喋らなくなったのでしょうか?

そしてジジの最後の鳴き声(セリフ)はなんて言っていて、どんな意味が込められているのでしょうか?

今回は「魔女の宅急便」
・ジジの最後のセリフ(鳴き声)のその意味は?
・ジジが喋らない理由はなぜなのか?
について考察していきます。

2024年3月8日の金曜ロードショーで「魔女の宅急便」が再放送されるので、参考にしてみてください♪

 


魔女の宅急便 ジジの最後のセリフは?どんな意味があるの?

ジジの最後のセリフは?

スタジオジブリの映画『魔女の宅急便』に登場する黒猫ジジが私は大好きです。

主人公キキの相棒のジジの姿は愛らしく、ちょっと大人びた言動にも惹かれます。

物語の中で、ジジは人間の言葉を喋れる不思議な存在ですが、途中から喋れなくなってしまいますね。

ジジが人間の言葉を話した最後のセリフは、仲良くなった白猫を「リリーっていうの。今行く。」とキキに紹介した言葉でした。

私は、このセリフがキキとジジの自立と成長を象徴していると思います。

ジジは白猫リリーと出会い、キキはトンボとの絆が深まる中で、それぞれ自分の道を見つけていくのです。

また、映画のラストシーンで、キキが飛行船から落ちかけたトンボを助けた時に、ジジは「ニャー」と声をあげます。

実際には、このジジの猫の鳴き声が、ジジの最後のセリフだと言えるでしょう。

ジジの最後のセリフにはどんな意味があるの?

ジジの最後のセリフ(鳴き声)の意味は、キキに「今まで頑張ってきたね。これからはもう1人でも大丈夫だよ」と伝えたのだと私は思います。

なぜかというと、「魔女の宅急便」はキキの成長を描いているからです。

最後にキキが自分の力で問題を解決したので、キキの成長の姿にジジは安堵したんだと私の目には映りました。

 


魔女の宅急便 ジジが喋らない理由とは?

物語では最初は人間の言葉を話していたジジが、途中から鳴き声のみになり、再び言葉を話すことはありません。最後のセリフも「ニャー」でしたね。

まるで魔法のように消えたジジの言葉。

なぜジジは喋らなくなってしまったのでしょうか?

ジジが喋らなくなった理由はいくつか考えられます。

ジジが喋らない理由①キキが成長したから

ジジが喋らなくなった理由の一つ目は、キキが成長し自立したからです。

ジジはキキの良き話相手でしたが、物語が進むにつれて、キキは自立し成長していきます。

キキはジジの存在に頼らずとも困難を乗り越えられるようになって、ジジの助言が必要なくなったのかなと思います。

ジジが話せなくなったことは、キキの成長の証とも言えると思います。

ジジが喋らない理由②キキの魔法が弱まったから

ジジが喋らなくなった理由の二つめは、キキの魔法の力が弱まったからです。

物語では、魔女は13歳の誕生日を迎えると魔法の力を失うという設定なんです。

ジジが言葉を話さなくなって、キキは空を飛べなくなります。

もし、キキの魔法の力でジジが喋っていたとしたら…

キキの魔法の力と同時にジジも話す能力を失ってしまった可能性があると思います。

私がキキなら、魔法を失い、ジジとのお喋りもできなくなったら悲しいかも。

でも、最後にキキが再び魔法を使えるようになっても、ジジは喋れないままでしたね。

なので、ジジの言葉が失われたのは単に魔法が弱まったからではないと私は思います。

ジジが喋らない理由③恋をしたから

ジジが喋らなくなった理由の3つ目は、キキが恋をしたからだと考えることもできます。

ジジが喋らなくなる直前にキキがトンボに興味を持ち始め、恋心がジジとのコミュニケーションを変えたのかもしれません。

人は恋に落ちると、その相手に夢中になって、他のことが二の次になることがありますよね。

キキが人間の男の子(トンボ)に恋をしたから、キキの心はジジではなくトンボに向かっていったのだと思います。

そして、ジジとの会話をすることがなくなったと考えられます。

また、もしそうであれば、ジジもまた人間の飼い猫リリーに恋をし、猫としての生活を選んだ可能性も考えられると思います。

その結果、人間の言葉を話さなくなったのかもしれませんね。

ジジが喋らない理由④宮崎駿監督の意図

宮崎駿監督はジジが喋らない理由についてどのように考えているのでしょうか。

ジブリ作品では、動物が人間の言葉を理解し、話せる場合が多いですよね。

トトロやナウシカのテト、ポニョもそうですね。

でも、ジジは途中から言葉を話さなくなります。

これは、ジジとキキの関係が、他の作品とは異なる特別なものであることを示唆しているのかもしれません。

宮崎駿監督と鈴木敏夫プロデューサーはジジが喋らなくなった理由は「ジジではなく、キキが変わったからだ」と語っています。

キキが変わったというのは、キキが成長したという意味ですね。

そして私も驚いたのですが、ジジの言葉はキキの心の声だったのです。

心の中で自分自身と話して思考を整理することってありませんか?

「やったね、私」「なんでこんなことやったの?」「頑張ったね」とか…
私はよくあります。

キキはジジ(自分自身)と対話して、気持ちや思考を整理していたってことだと思います。

つまり、ジジは単なる黒猫ではなく、キキの内面の表現であり、分身分身とも言える存在だってことですね。

ジジが喋らない理由⑤キキの内面に変化があったから

ジジが喋らない理由として、ジジとキキは言葉でなくても、心で通じ合える関係になったと考えられます。

ジジが人間の言葉を話さなくなった時、キキはトンボとの関係で自己嫌悪に陥っていました。

キキは自分自身とどう向き合えばいいのかわからなくなって、ジジ(自分自身)の声が聞こえなくなったのかもしれないと私は思います。

超えなければいけない壁にキキは向き合っていたんですよね。

そして、キキはジジ(キキ自身の心の声)とお喋りしなくても悩みを自己完結できるくらい大人になったため、ジジは最後まで喋らないままだったのかもしれません。

そう考えると、ジジが喋らないことに喪失感でなく感動を覚えることもできるのではないでしょうか。

 


魔女の宅急便 ジジの最後のセリフと喋らない理由が深かった【まとめ】

今回は、「魔女の宅急便」のジジの最後のセリフとジジが喋らなくなった理由をお伝えしました。

子供の頃に見た「魔女宅」は、ただただ面白くて家族みんなで楽しめる映画でした。

しかし、ジジが喋らない理由には深い意味があることに、私も驚きました。

物語では、キキの成長が描かれていますが、ジジの言葉はキキ自身の心の声であると思って映画を見ると、異なる視点から映画を楽しめるかもしれませんね♪

映画「魔女の宅急便」の原作は、角野栄子さんの児童文学小説です。

実は、原作の物語ではジジは最後まで喋り続けるんですよ。

映画版では、ジジが言葉を話さなくなることで、キキの成長をより印象的に表現しているのだと思います。

ジジの言葉は、キキにとって心の支えであり、成長の証でもありますね。

そして、ジジが最後まで喋れないことは、キキが自立したことを象徴していると思います。

「魔女の宅急便」の金曜ロードショーでの再放送では、ぜひ、ジジとキキの成長にも注目して映画を楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

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